機械加工の種類
今回は金属加工の種類について解説していきたいと思います。金属加工は大きく分けると3つに分類することができるのですが、今回はその中の1つである機械加工を紹介していきます。
■機械加工
機械加工とは、材料から製作図面に示された形状に加工することです。機械加工はその原理から以下の4つに分けられます。
・成形
成形とは型にはめて所定の形状を作ることです。大きく材料を溶融し型に流し込み所定の形を得る鋳造、大きな力で材料を変形させ所定の形を作る塑性加工、金属粉末を型で成形し、高温で粉末同士を結合させる焼結があります。
・除去加工
除去加工は、所定の形状を作るために不要な部分を切り取る加工です。切削、研削、放電加工、切断加工などといった方法があります。
・付加加工
付加加工は、必要部分に材料を付加して所定の形状を作る加工です。最近注目を集めている3Dプリンタによる積層造形があります。
・結合
部品材料同士を結合し所定の形状を得る加工です。接合技術は電子機器から大型構造物に至るまでさまざまな製品の生産や製造に欠かせない技術になっています。
上記4つの方法によって、機械加工は行われています。